60% water

ヒトのからだの60%は、水で出来ている。

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Take us alive ?extreme Japan tour 2008?

1995年。
当時、大学3年生だった。
安井という男が、私の車に乗るたび、いちいち自分の持ち込んだCDなりテープなりの音楽をかけた。
彼が私の車で無理やり流す音源は決まってextremeというバンドの音楽だった。
「えくすとりーむ」という名前は、知っていた。
「もあざんわーず」とかいう曲を歌っていることくらいの予備知識だったけど。
その程度だったのに、安井という男に刷り込まれた「もあざんわーず」以外の曲を聴いているうちに、気がつけば、いつの間にかファンになってた。
extremeのリードオフマン、ヌーノ・ベッテンコートというギタリストの奏でるノイズが心地よくて、中古CDショップで、エクストリームの全てのCDを購入した。
中でも、その当時の最新アルバムに収録されていたインストナンバー「midnight express」を聴いた時は、全身の毛孔がキューッとなるのを感じた。
呼吸するのも忘れるくらい聴き惚れた挙げ句、今さら『ギター弾いてみよっかな』と思わせるほど、強烈なインパクトがあった。

以下の動画が、後年、自分の携帯電話のメールアドレスにも入れている「midnight express」という曲である。



1995年7月に、extremeは当時の最新アルバムである「waiting for the punchline」のジャパンツアーを敢行した。
おそらくやってくれるであろう、midnight expressを生で聴きたくてたまらなかったのだが、残念ながらツアーは大学の試験日程と丸かぶりで、泣く泣くあきらめた。
…安井は行ったのだが。
ま、次のアルバムのツアーがあるさ…と、その時は思っていた。

翌1996年10月、extreme解散。
結局、エクストリームのライブを一度も見ることができなかった。

その後、私は東京へ出てきた。
ヌーノのソロキャリア変遷を追うように、ライブへ行った。
エクストリーム解散後、VAN HALENに加入したヴォーカルのゲイリー・シェロンも追っかけた。
西新宿でブート屋街を見つけ、金もないのに足繁く通い、『エクストリーム』や『NUNO』の文字を見つける都度、買っていた。
一時、再結成に向けた動きも見られたが、結局は一時的なものとなり、ずいぶん落胆したものだ。
結局私は、エクストリームに憧れ、夢を見、残像を拾い集めていたのだ。

解散から干支は一周し、2008年、ついに正式再結成。
ドラマーだけ、ヌーノのソロキャリアでともに活動していたケビン・フィグェリドに代わったが、あとの面子は一緒だ。

Saudades de Rock

という名のニューアルバムを引っさげて、12月1日、東京へ帰ってきたのだ。



回りくどい前置き、終了。
さて、安井君よ。
…いや、やっさん。
いまの俺、声がスカスカ。
明日、仕事でちゃんと接客できるのかどうか、不安なほど、すぐに声がひっくり返っちまう。
中村あゆみの真似ができそうなくらい、嗄れ声。
今日をお休みにしといて、本当によかった。

んでだ、やっさん。知久。
今から書くことは、8日に名古屋のライブへ行く予定の君らにとっちゃあ、ネタバレに近い。
だから、楽しみに取っておきたい…と言うのであれば、ここでこのページを閉じろ。
こっから先は、自己責任の領域でお願いします。
…おっと、閉じる前に少しだけいっとくぞ。

ツアー前に雑誌社のインタビューで「昔の曲はやらない」なんて、言ったのはどこのロンゲ馬面凄腕ギタリストだよっっ!

うそつきっっ!!!



職場のヌーノ好き、コバヤシさんがチケットぴあの会員であったことが幸い、チケットはあっさりゲットできた。
しかも8列目、ステージ向かって右側。
ってことは、いわゆる『ヌーノ側』だ。
夏ごろだったか、「とれました」という報告にすっかり安心しきっていて、12月1日のスケジュールに休みを入れておくのを忘れていた。
んまあ、ここんとこ、自分の休みの予定をすっかり忘れているきらいがあるので、今後も注意が必要だ。

チケット発売から数日経過後、丈さんからチケットが取れたというメールをもらった。
やっさんから受け継いだ毒気を俺から振りかざされ、彼もまたヌーノゾンビと化してしまった。
うっかりN2なんてギターを購入してしまうほど、トラフィックジャムゾンビー(モーニングウィドウズ時代の未収録曲)と化していた。
さらにはヒュースアンドケトナーのアンプも購入。うらやましす。

んが、彼が掴んだチケットは、東京公演のいつの日取りなのかを知らなかった。
CCレモンホールへ向かう途中にメールが来て、俺も彼も、同じ12月1日、つまり初日公演であるということがわかった。

定時で上がるために昼を抜いて仕事を頑張ったコバヤシさんは、会場手前にあるモスバーガーで腹ごしらえをするという。
なので俺は、会場付近にいるであろう丈さんに会いに行った。

久しぶりに会った丈さんは、少し痩せていたように思う。
俺は勝手に高揚していたんだろう、会うなりハグ。
若干嫌がっていたが、構うもんか。
再結成のライヴなんだぜ!同じ阿呆ならおどらにゃソンソン。
しばらくぶりにあったわけで、短い間ではあったけど、会っていない間の二人の溝を埋める会話があった。
お子さんが少年野球でついに投手デビューしたそうな。
そういや、丈さん、子供とキャッチボールできる親になりたくて、野球始めたんだったな。
なんか、そういうの、うらやましいぞ。

モスバーガーで空腹を満たしたコバヤシさんと再度合流して、三人で会場が開くのを待った。
3人のもっぱらの話題は、オープニングアクトは何の曲を持ってくるのか、だった。
「昔の曲はやらない」宣言したポルトガル人の言葉をそれなりに信じたうえで推測すると、ニューアルバムの一曲目、starだろう…ってことは、3人とも同じ見解だった。
ただ、よい意味で裏切ってほしい…ということで、それなりにいろんな曲の名前が出たんだけど、結局、全部はずれ。

オープニングアクトは、ニューアルバムの2曲目、「comfortably dumb」だった。

いやもう、吹っ飛んだ。
ヌーノとゲイリーが一緒にいて、ヌーノがN4を抱えて爆音を轟かせると同時に、観客の嬌声が沸き起こる。
んで、クネクネしたゲイリーが、さらにクネクネしつつも、聴き馴染みのある、ハリのある声で挨拶代わりに歌いだした。
comfortably dumbは、途中のギターソロ的な部分に、ヌーノがソロ名義で活動していた時に生んだ珠玉の未発表曲である60%waterが入るので、お気に入りの一曲なわけだ。

それが終わると間髪入れず、よく知っているフレーズが場内をつんざく。

Decadence Dance

2曲目で早くもオーディエンスのボルテージはMAX。
昔の曲、いきなりここでやるんかいっっ!
いやいや、むしろみんなそれを待ち望んでいたんです。
アンコールとかでやるのかと思いきや、2曲目ですよ、2曲目!

そっから一気呵成に、

Rest in Peace
It('s a Monster)

って、古い曲オンパレード。

俺、待ってた。
12年待ってた。
今ここで、全部見れてる。圧倒的な技術と表現力で、今すぐそこで、いつも2次元でしか聞けなかった音が3Dとなって聴こえてくる。
ベーシスト、パット・バジャーの奏でる重低音が、ウーハーから階下へ流れ出て、俺のベルボトムのすそを揺らし、ケヴィンのクラッシュがいちいち俺の髪の毛をまっすぐに矯正し、ゲイリーのクネクネダンスが俺の心を躍らせ、ヌーノの超絶ギターが俺を勃起させた。

そののち、やっとStarが流れ、これでまた、時代錯誤していたオーディエンスを2008年へ連れ戻してくれる。
…かと思いきや、Tell Me Something I Don't Knowで、また90年代へ逆戻り。
いやいや、どうせならいっそのこと80年代まで戻っちゃえ!
ってことで、デビューアルバムのメドレーが始まった。
Kid Egoに始まり、Little Girls、Teacher's Petまで披露してくれるわけだ。
もう、見てるこっちは、何がなんだか。
古いのも新しいのも、おもちゃ箱をひっくり返したように、詰め込み過ぎた押入れから崩れ落ちてきた布団みたいに、みんなへのしかかってきた。
Play With Meで80年代と惜別し、その後いったん会場が静まり返った。

ヌーノ一人、中央にスポットを浴びる形で再びみんなの前へ姿を現した。
手に持っているのは、アコースティックギター…
ちょろちょろと適当なフレーズを引き始めると、どうやらギターはドロップDのチューニングに下げてあるのがわかった。

…おい、あれ、やるのか?やってくれるのか??

期待で膨らみ過ぎた胸を、まるで針で突かれて破られたみたいに、ケヴィンがドラムセットに座り、パトリックがベースに手をかける。
ヌーノは適当に弾くのを続けつつ、パトリックを紹介する。
ドラムはともかく、ミッドナイトエクスプレスにベーシストはいらんもんなぁ。。。
うむう、やっぱり深夜急行は発車しないのか…

って、思ったら。

来た。

ついに来た、生ミッドナイトエクスプレス。
しかも、リズムマシンじゃなく生ドラムで、ベースも入る、2008年度バージョンとしてアレンジされていた。

初めてあの曲を聴いた時の感覚が蘇ってきた。
全身全霊、すべての穴という穴から音を吸収していた。
終わった後、呼吸を忘れていたほどの溜め息を吐いた。

Midnight Expressが終わると、そのままMore Than Wordsへ。
この曲をやるのはわかっていたことだけど、なのにきっちり感動した。
そして、歌った。みんなで歌った。
おかえり、エクストリーム。おかえり、ファンの俺達。

こういう瞬間に立ち会えるなんて、生きててよかった。



その後も彼らの『おもちゃ箱ひっくり返しライブ』は続いた。
Cupids Deadもやったし、Get The Funk Outも、He-man Woman Haterの冒頭のギターイントロもやってくれたし、新しいアルバムからは、ツアータイトルともなっているTake Us AliveとGhostを。
やっさんの好きなRunは、残念ながら東京公演ではやらなかったよ…残念。

最期をHole Heartedで括って、宴は幕を閉じた。

終了後、ケヴィンの放り投げたドラムスティックを捕り損なったのが、一生悔いそうなぐらい悔しい。
完全に『ライト定位置の簡単な外野フライ』級だったのに、前に席の人に体当たりで妨害を受け、手に当たったものの、結果的にはインターセプトされる形で奪われてしまった。。。
体当たりしてきた人は謝ってくれたんだけど、うむむ・・・こんにゃろめ。



渋谷CCレモンホールを出ると、結構な雨量。予想外。
でもいいや、すごいものを見たんだし、少しはクールダウンしなくちゃ。

雨の中グッズ売り場の列に丈さんと足を連ね、あれこれ買った。
Tシャツ、いいデザインのがレディースしかなくて。
やっぱり着れなかったよ、丈さん。。。

雨に濡れながら、コバヤシさんと丈さんの3人で渋谷駅まで踵を鳴らして帰った。
新宿で丈さんと別れ、町田へ出てコバヤシさんと飲んだエールビールはうまかった。
ビールは人を饒舌にしてくれる飲物のはずなのに、会話は驚くほど少なかった。

ため息ばっかりついて、虚空を見上げてた。

もぬけの殻になっちゃった。

家帰ってきても、今日も一日、ずっとそんな感じだったんだもの。

ああ、気持ち良かった。
あの気持ち良さをもう一度食らいたいよな…もったいないよな……そんな感覚。
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この記事のコメント

いやいやいや。。。

おかげで筋トレ始めちゃったよ、イヒヒ~。
うん、そう!ギターじゃなくて。。。

ついでにタバコもやめちゃってさ、
ニコパッチ?腕に貼る奴!マジ効く。

納会行きたいです。

2008-12-05 Fri 19:37 | URL | with別添鼓音 #-[ 編集]
俺、ギターも弾いてなければ筋トレもしてないよ。
やることと言ったら、妄想。
というか、懐古。
ああ、あのライブ、よかったなぁ。。。と、ふとした瞬間に、反芻する。
もっかい行きたい。

納会、おいでよ。
2008-12-07 Sun 00:08 | URL | ようすけ #Zk.h..Io[ 編集]

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